2017年9月に参加したペルー周遊ツアー旅行記です。
マチュピチュ村入りし、ゆっくり睡眠をとった翌朝、いよいよ旅のハイライトであるマチュピチュ遺跡へ向かいます。
朝は比較的ゆっくりの出発だったのでホテルの周囲をお散歩。
前泊するとずいぶん余裕があります。
写真では、町は山の影になっていますが、お天気は絶好のハイキング日和です。
日焼け対策をしっかりして出発です。
シャトルバスに乗ってマチュピチュ遺跡へ
マチュピチュ遺跡へは村内のバス乗り場からシャトルバスに乗車します。
バスは定員20名ほどのマイクロバスです。
行かれた方の旅行記を拝見していると、バス待ちの行列がすごいとのことでしたが、この日は驚くほどスムーズに乗車できました(現地ガイドさんも驚いていました)
乗車の際には、列車と同様パスポートと名前の記されたチケットを提示します。
マチュピチュ遺跡への看板
遺跡を発見した探検家の名前からつけられたハイラム・ビンガムロードを登っていきます。
ロードと行っても、ヘアピンカーブの続く山道。
乗車時間は短いのですが、車酔いする方は酔い止めが必要かも…
石畳ですが、一応舗装はされています。
この山道、日本人は”日光いろは坂”に例えるそうですが、私は行ったことがありません。なので西日本的で例えてみると奈良・吉野山(上千本から奥千本)の山道かな。
あちらのほうが冷や冷やしましたが・・・(苦笑)
坂を登ってもなかなかマチュピチュ遺跡は姿は見えてきません。
ウルバンバ渓谷の尾根に作られた空中都市は、インカ帝国がスペイン軍に侵略された時にも発見されなかったため、破壊されることなく、奇跡的に残ったというのも頷けます。
30分弱で遺跡の入口にあるバス停に到着しました。
マチュピチュ村の標高2000mから400m上がってきました。
マチュピチュ遺跡入口に到着
遺跡の散策がスタートするとトイレはありません(昼食で利用したレストランにあるのみ)
遺跡入口のトイレは有料ですが、ここでみんな一斉にGo。
谷底のマチュピチュ村の朝はヒンヤリしていましたが、太陽が昇り、さらには標高も高くなっているので日差しが強くなり、汗ばむような陽気になってきました。
この青空、文句なしのハイキング日和です。
バスで私の隣に座っていたギャルたちは、肩出しのブラウスにショートパンツというファッションだったので、こちらが心配になってしまいましたが、ある意味正解!?
これだけ生足出せるって、オバサンはうらやましい限りです(~_~;)
遺跡観光の際の服装について
マジメな日本人たちは、ツアー出発前に言われたとおり、長袖・長ズボン、さらには虫よけ、手袋など完全防備の人が多かったです。
長袖のシャツをまくっていた私は、腕から手にかけて(虫よけスプレーも効かず)ブヨに刺されまくりましたが…
旅でよくいわれる重ね着(ウォーキング中などでもカンタンに脱ぎ着できる)の重要性を感じられる場所でした。
入口付近にいた犬
ペルーはどこに行っても、放し飼いの大型犬がゴロゴロ
野生の犬ではなく、それなりの番犬としての役割があるそうです。(夜に働くらしい)
それにしても無防備すぎっ↓↓↓↓↓
写真の上、人が並んでいる小さな小屋が入場ゲートです。
マチュピチュ遺跡へ入場
マチュピチュ遺跡入場チケット
ゲートでは、こちらでも列車と同様パスポートとチケットを提示します。
半日で約5000円ほどする入場料は、世界遺産の中でも”トップクラス”の価格だとか。
ガイドさんのお話では、人気の高まりとともに年々入場料が上昇。
さらにこの7月(2017年)からは、半日ごと(午前・午後)でそれぞれチケットが必要となったそうです。
1日に入場できる人数も制限されています。
これを聞くと、富士山も混雑を緩和し、自然景観を維持するためにも5000円とはいいませんが、登山客全員からそれなりの入場料(登山料)を徴収するべきだと思います(by.静岡県民)
話はそれましたが、ゲートを入ってしばらく歩いてもまだあの風景は見えません(泣)
ただ、歩道沿いの石垣を見上げると、それはまるで日本のお城ではありませんか!
日本のマチュピチュと言われる竹田城のルートと似ているような気がしました。
遺跡ウォーキングは最初の階段が勝負!
やっと遺跡らしい建物(貯蔵庫)が見えてきました。これを見ながら階段を上ります。
いきなり”胸突き”の階段をひたする登る、登る。実は最初がいちばんキツいのです。
ガイドさんもこまめに立ち止まって全員の様子を見ながらすすんでくださいます。
約15分ほどで展望スポットに到着。そこに夢にまで見たこの景色が広がっていました。
絶景!感動のマチュピチュ遺跡
来ちゃいましたよ~とうとうここまで。感動の瞬間です。鳥肌が立ちました。
テレビ番組でここを訪ねた女優さんやレポーターが、涙を流したりするのを時々見ますが、その気持ちわかるわぁ〜(行くまでは大袈裟だと思っていました)
こんな秘境に400年以上も前に遺跡が作られている事実。
そして、(文明の利器を利用してたどりついたとはいえ)ここに到達できた自分自身に感動している部分もあります(苦笑)
ここでしばらく撮影タイム。みなさん思い思いに景色を撮影したり、シャッターを押してもらったり、ガイドさんや添乗員さんたちと一緒に記念写真を撮ったりしていました。
正面に見えるのは、約2700mのワイナピチュ山(若い峰の意味)
私たちのいる背後には、マチュピチュ山(老いた峰の意味)があり、その尾根に作られた遺跡がマチュピチュ遺跡ということになります。
ところで、そのワイナピチュ山を回転してみると...
マチュピチュの写真トリビア
人の横顔に見えます! 彫りが深く、鼻も高いイケメンです~♡
これは、「皇帝の顔」といわれていますが、もしそうだとしたら、自然の山を借景にすることを計算して、ここにこの町が造られたということになります。
インカ文明は文字を持たないため、この遺跡に関しての記録がなく、それゆえに謎が多く、人々を虜にしてしまうのでしょう。
ここに1時間くらい座っていても飽きない気がしますが、ツアーですからのんびりもしていられません。
遺跡内をガイドさんとともに歩いていきます。
こちらからツアーのダイジェスト・リンク集がご覧いただけます。