おでかけ ももよろず

日本全国北から南、たまには海外へ・・・”よろず”な旅をご紹介

【ペルー周遊ツアー旅行記10】ピスコから飛ぶナスカの地上絵遊覧 その1

スポンサーリンク

2017年9月に参加したペルー周遊ツアー旅行記です。

ピスコ空港からセスナ機に搭乗してナスカの地上絵遊覧に出発します。指定された席は操縦席のすぐ後ろ。当たりなのか、ハズレなのか…ワクワクドキドキです。

www.momoyorozu.net

 

セスナ機搭乗までの注意事項

セキュリティチェック(金属探知検査)があります

どんなに小さくても飛行機。搭乗する際にはセキュリティチェックがあります。

私たちの団体しかいないのでガラガラですけど (^^ゞ

 f:id:momoyorozu:20180417173455j:plain

小さくても「リュックサック」は持ち込み禁止

ショルダーや手提げバッグは持ち込み可ですが、リュックサックは持ち込み不可

どんなに小さくてもダメなものはダメです。

事前に注意があったにもかかわらず、現地でもめかけた方もいらっしゃいました。

真相はわかりませんが、リュックサックを許してしまうと、デカイものはどこまでもデカイので、その線引きが難しいんだと思いますが。

 

搭乗ゲートも私たちの団体のみ。好きな席にすわり放題~

f:id:momoyorozu:20180417173530j:plain

 

酔い止め薬は飲んでおくべし!

この搭乗口で待つ間に、何十年ぶりかに 酔い止め薬 を飲みました。

大人になって乗り物酔いすることはほとんどありませんが、ナスカの地上絵に行った方たちの旅レポを読み過ぎて、「絶対酔う」と確信しちゃったのです。

乗り物酔いなんてしないから大丈夫、という方も”保険”のつもりで飲んでおくことをオススメします。

結果、私は酔いませんでした(^^)v

 

12人乗りセスナ機に搭乗 

f:id:momoyorozu:20180417173721j:plain

窮屈そうに見えますが、以前アメリカ・グランドキャニオンで乗ったセスナに比べたらかなりゆったりしていました。

こちらはグランドキャニオンで搭乗した機体

(2003.8撮影)

というのも12人乗りのセスナは両窓側それぞれ1列(6人ずつ)しか席がありません。

隣席の人と接触することもないし、真ん中の通路がぽっかり空いているので空間が広く感じます。

一方、ラスベガスのセスナは1-2列という3列構成。多分機体自体は同じくらいなのだと思いますが。

何より、遊覧飛行なのに窓側に座れないと「ハズレ感」が大きいですね。

 

最前列の特典!? ミッションを果たす

最前列の客席に座った私には、ここでミッションが与えられました。

搭乗者(同じツアー)から集めたチップを機長さんに渡すという重大な役割です(笑)

もちろんチップは任意(ひとりあたり1~2ドルだったかと)ですが、添乗員さんからアドバイスいただき全員が出しました。

全員分のチップを「酔わないように安全飛行で・・・」と思いをこめて渡しましたよ。

パイロットさんはそれはそれは、最高の笑顔で「ありがとう〜」と日本語でこたえてくださいました。 

f:id:momoyorozu:20180417173943j:plain

左が機長、右が副機長さんです。

よくわからないけど計器もバッチリ見える一等席です!

 

f:id:momoyorozu:20180417174033j:plain

いざ離陸〜

ピスコからナスカまで 飛行時間は30分

離陸してすぐに海岸線が見えます。

f:id:momoyorozu:20180417174651j:plain

が、その後すぐに視界は雲、雲、雲・・・

かなり雲が厚くて、出発が遅れたのはこの天候のためだったようです。

しかし、その雲を突き抜ければこんな風景に。

f:id:momoyorozu:20180417174750j:plain

ふかふかのじゅうたんみたいです。

ほとんど地上の景色が見えないまま30分ほど飛び、高度が下がってくると、茶褐色の大地が現れました。

f:id:momoyorozu:20180417175005j:plain

これはまだ地上絵じゃないんですが、じーっと見ていると何か浮かんできそうです。

この地域、年間の降水量は10数ミリという砂漠地帯なので、風紋かあるいは一時的に水が流れた跡でしょうか?

そして、いよいよ地上絵スポットに近づいてくると副機長さんのアナウンスがはじまりました。

 

地上絵は見つけるのも撮るのも大変だぁ

機内には私たちのグループに加え、ひとりだけ外国の方(お国は不明)がいらっしゃいました。スペイン語に続き英語での案内です。

そして、大多数を占める私たちにわかるように日本語で、

「みぎぃ〜 はねのした〜(羽根の下)、くじら〜」

その後、反対側の窓からも見えるようにぐぃ〜っと急旋回します。

「こんど、ひだりね〜」

機内は「どれ、どれ、わかんな〜い」「見えた〜」

そして飛行機が旋回して揺れるたびに「ひぇ〜」と大騒ぎです。

 

地上絵【くじら】

f:id:momoyorozu:20180419235254j:plain

直角の部分近くに描かれているのですが、これじゃあわかんないですよね~

で、拡大してコントラスト修整

f:id:momoyorozu:20180419235457j:plain

轍(わだち)なのか川の跡かわからない線もいっぱいでややこしい(・_・;)

あらかじめ、ガイドさんが写真などで「前説」してくれていたのと、搭乗前にいただいたマップを持参しているため、おおよその流れはつかめているのですが、カメラのズームを合わせるうちに逃してしまったり、ぶれてしまったりでなかなか大変です。

元々視力の悪い私(コンタクトレンズ装用)は、乗り物酔いよりも、見えないことが心配になってきたゾ。

 

それというのもこの地上絵、大地に溝を掘ったように描かれていますが、深さは15センチ程度、幅も1メートル前後というものなのです。 

セスナの高度は200〜300メートル程度です。

とりあえず手当たり次第に撮影しまくって、帰ってからじっくりパソコンで拡大なり修整して確認するしかありません。

この後に続いた2つは撮り損ねてしまいましたが、次で自信を取り戻しました。
 

地上絵【宇宙飛行士(宇宙人)】

f:id:momoyorozu:20180417180230j:plain

ガイドブックなどでもよく見かける有名な絵です。

丘の斜面に描かれていてるので、これは肉眼でもよく見えます。

これ、日本人からは ”ガチャピン”と呼ばれているそうです(笑)

 

地上絵【サル】

f:id:momoyorozu:20180420001405j:plain

これも見つけにくいのですが、グルグルのシッポが目印です。

 

地上絵【イヌ】

f:id:momoyorozu:20180420000924j:plain

 

これらの絵が描かれたと言われているのはナスカ文明時代。

紀元前1世紀から紀元後8世紀くらいの時代で、ざくっといえば、2000年ほど前

そんな時代に機械があるとは思えず、どうやってこんなに整った形に描くことができたのか不思議です。

さらに、砂の上に描いたこれらの絵が、消えずに残っていたことも大いなる謎。

降水量の少なさに加え、土の性質、風の条件などすべての条件が奇跡的に揃っていたとしか言いようがありません。

まあ、撮影している時にはそんなことを考える余裕もなく、肉眼とカメラで追っかけることで精いっぱいだったんですけどね(~_~;)

 

地上絵遊覧は続きます。

momoyorozu.hatenablog.jp

こちらからツアーのダイジェスト・リンク集がご覧いただけます。

www.momoyorozu.net