2017年9月に参加したペルー周遊ツアー旅行記です。
リマ(ホルヘ・チャベス)空港到着後、そのままバスで市内観光へ向かいます。
本当はホテルで寝たいという心境ですが、いざ観光がはじまると不思議にテンションは上がるのです。
リマ到着後、市内観光へ直行
ツアーのバス
空港で合流した日系ペルー人のガイドさんとともに出発です。
ツアーが23名なので、バスは30人乗りくらいの中型バス。
クッションがやわらかすぎる感はありますが、乗り心地も上々です。
参加者の半数以上がおひとりさまなので、一人で2席占有することも可能でした。
ペルーと首都リマについて
ペルーは、人口約3000万人の国で、そのうち800万人以上が首都・リマに住んでいます。一方で、国土面積は日本の約3.4倍もあります。
19世紀半ばにスペインから独立した経緯もあり公用語はスペイン語です。
日本から移り住んだ日系移民の歴史は、南米の中でもいちばん古いそうです。
1990年代に日系のアルベルト・フジモリ氏が大統領になったことで、日本人にもなじみがある国です。私も地球の裏側の遠い国がこの時にちょっとだけ近くなった感じがしました。
日本との関係も良好なため、短期の観光にはビザも不要です。
バスの車窓から眺めるリマの朝の風景
料金所のゲートですが、ムダに大きい看板を見ると「大陸」を感じてしまいます(笑)
リマ市内には鉄道路線は1本しかないため、「超」車社会です。
ちょうど朝の通勤時間帯で、ワゴン車(タクシー?)には、オジサンたちがぎゅうぎゅうに詰め込まれていました(苦笑)
まあ日本の通勤ラッシュも外国人から見れば同様に「珍風景」なのでしょうけど。
幹線道路では渋滞にも少しはまりましたが、それ以上に、クラクションを鳴らしまくる激しさに圧倒されます。とにかく主張しなければ生き残れない!?
ハイウェイでよく見かけるような巨大トラックが市街地を行き来するわけですから、混雑するわけだ・・・
季節は、南半球なのでこちらは春。ほぼそのままの服装でオッケーです。(朝晩は冷えるので上着が必要)
旧市街に近づくとヨーロッパ風の建物が見えてきます。
スペイン植民地時代のものでしょうか。しかし色彩感は南米独特といった感じです。
彼らは黄色がお好きな様子。
サンマルティン広場
ペルーを開放したというサンマルティンの銅像があります。
馬に乗ったそのお姿は、日本でいうところの”青葉城址の伊達政宗像”
【追記】東岡崎駅前にできた徳川家康騎馬像に訂正いたします(笑)
空港から約1時間ほどで、旧市街(歴史地区)といわれるエリアへ到着。
ここからは下車観光になりました。バスに揺られていると爆睡しそう・・・
世界遺産 リマ歴史地区を下車観光
サン・フランシスコ教会建物周辺の様子
リマの歴史地区(世界遺産)の中でも中心的な建物です。
植民地時代の17世紀にスペイン人の征服者・フランシスコ ピサロによって、100年の歳月をかけて完成したという荘厳なバロック様式の建物。
入口付近は、観光客に加え、校外学習らしい子どもたちがいっぱいです。
ペルーの学生たちはジャージで統一されています。日本の制服や体操着のような文化があるのでしょうか?
そして、物売りたちが観光客を見つけるとすかさず近づいてきます。
この綿菓子みたいなもの、真剣に買いたかった私。
物売りには、オバサンもいれば、若い男の子もいます。絵画あり、食べ物あり、みやげものあり・・・でも、興味がなければ、あまり相手にしないほうがよさそうです。
それに観光客が集まるこの地域は、あまり治安が良いともいえない場所なので物売りに気をとられすぎないように注意です!
サン・フランシスコ教会の内部
ヨーロッパの教会をイメージしていましたが、独特な ドーム型の天井や装飾が目を引きます。
正面だけでなく、両脇にもさらにたくさんの祭壇がありました。
ステンドグラスのない独特のつくりの教会です。
ガイドレシーバーをつけているのですが、写真を撮るのに必死なため、ガイドさんからの電波が届かないところで上ばかり見ながらウロウロしてしまいました。
驚くべきことに、この教会の下には、多くの人骨が埋葬されています。
その数、70000体以上ともいわれています。
教会の中を歩いていると、その一部がガラス張りになっている床の一部から見えます。
カタコンベ(地下墓地)の見学ツアーもあるようですが、今回のツアーには含まれていません。(いや、ガラス張りだけで私は十分でした)
ひととおりの見学が終わって外へ。
この教会、とにかく鳩がうじゃうじゃいます。
そして、鐘楼の近くから鳩を狙うハゲタカも見えました。自然界は厳しい~
デサンパラードス・ステーション
またまたジャージ軍団と一緒になっちゃいましたね(笑)
立派な駅舎ですが、この駅に列車が来るのは月に一度だけ。
駅としてはあまり活用されていませんが、建物内部はギャラリーのようになっています。
床のタイルもスペイン風
陽気な女性駅長さん?館長さん?が、日本語であいさつ(スピーチ)してくれました。
駅を出ると目の前には重要な建物がずらりと並んでいます。
大統領府(大統領官邸)
かつては、フジモリ大統領もここに住んでいたそうです。
このエリア、日本でいえば永田町か霞が関みたいなところでしょうね。
裁判所など官庁が立ち並んでいたこの地域も、官庁移転後に荒廃が進みます。
そこで市が建物を買い取って再整備したそうです。一部は店舗になっています。
大統領府が近くにあるためか、ものものしい警備が…と思ったらポリスも犬も案外リラックスしていました~(笑)
リマの旧市街は、日中は観光客も安心して散策できますが、夜間などはまだまだ危険な地域といわれています。
この先、アルマス広場に向かいます。
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